激安ルック車でお馴染みのCANOVER(カノーバー)ブランドから出ている折りたたみ自転車を購入してみました。
普段はこちらをチョイ乗り自転車としているわけですが「チョイ乗りよりさらにチョイ乗りが欲しい」という意味不明な動機のもと、折りたたみ自転車を選んでみることに。
どんな自転車を買ってもどうせバラしていじりたくなるので「なら素体は適度にポテンシャルがありかつ安いものを」とカノーバーにしたという経緯。
CANOVER CA-M2 20インチを開封
久々の折りたたみ自転車に期待しすぎた
自転車をいじり始める2016年以前は、ホムセンで売ってる1万円ちょいの折りたたみ自転車によく乗っていました。

当時は「家から駅までを繋ぐ1,2年が命の使い捨て自転車」みたいな感じで、私自身整備もできなかったので、すぐブレーキ周りとかズレてギーギー言わせながら乗ってました。
それ以来の折りたたみな訳ですが、届いた箱を見てびっくり。
20インチより下に14インチモデルもあるのですが「そっちにしとけばよかったか?」と思うような箱のデカさ。
緩衝材祭りという訳でもなく「折り畳んでもこのサイズならあんまりメリット無くね?」とか思いつつ開封してました。
しばらく折りたたみ自転車から離れていた故、折りたたみ自転車に過度な期待を抱き希望に胸を膨らませていたようです。

やたら醸し出されるスポーティー感は剥がせる!
とりあえず開封してハンドル周りとシートポストくっつけて完成系がこちら。
(買う前からわかっていたけど・・・わかって買ったんだけど)
赤ホイールが・・・実物を見てしまうとさらに・・・。
一口に「赤」といっても色々ある訳で・・・こちらの赤は個人的にはちょっと安っぽさを感じる色合いです。

「スポーツ自転車寄りの折りたたみ自転車」ということで、このようなデザインなのはわからなくもありませんが・・・。
ある意味「ルック車的スポーツ感とはこういうものだ!」というルック車目線での完成度は飛び抜けているという評価もできそうです。
また、このようなデザインが好きな方もいるとは思いますが、私個人としてはこの手の装飾は一切不要。
ミニ四駆みたいに「じぶんでステッカーをはってね☆」とステッカーだけ別にしてくれたら良かったですね。
じゃ、剥がします。
とても剥がしやすいステッカーでして・・・メーカーの良心を感じました。
ステッカー、さらに反射板などデフォでついてる雑多なものを外した状態がこちら。
赤ホイールwww
と草を生やしたくなるくらい目立ちますね。ブラックボディも個人的には艶なしが良かったです。



あとはホイールが黒になればオールブラックの自転車としてアリな感じではあります。

CANOVER CA-M2のスペックを確認
アルミフレームだけど各々のパーツが重い
カノーバーはルック車ブランドですし、ルック車は「見た目だけスポーツ車で、一般的な自転車用パーツを使って安上がりにしてる自転車」を指します。



とはいえ、CA-M2は下記の特徴を備えています。
- (大前提)使われてるパーツは全部微妙
- サドルやハンドルグリップ、シートポスト類は普通に交換可能
- 一応アルミフレーム
- アルミクランク(52Tチェーンリングはスチール。チェーンリングが外せる。5本足/BCD130mm)
- ディスクブレーキ仕様なので前後に台座がある
- ディスクローターはフロント160mm、リア140mm(6 bolt)
- クランクは中空クランクに換装可能(たぶん・・・今後やります)
- 前後共にクイック対応可能なエンド形状(現状はナット固定)
- ディレイラーハンガーがついてる(一体型ではない)
- (正確に測ってないけど大体)フロント100mmリア135mm
- 20インチ451ホイール(ディスク仕様)なら換装可能(だと思われる)
※パッと見た感じで書いてる部分もあるので全部信じたりしないでくださいね。
最初チェーンリングは56Tかと思ってましたが、数えたら52Tでした。(歯数の刻印がなかった)
ルック車は過去にも1台、アニマート(アニマト?)というメーカーのミニベロロード(デイジー)を分解したことがあるんですけど、前輪だけクイック、後輪は逆爪エンド(ナット止め)リアディレイラーはハンガーと一体型でした。
ちなみにそんなミニベロでもBB外して中華の中空クランクに換装したりはできました。
ただ、ルック車は基本リア7sでボスフリーらしいので、スポ車で当たり前のカセットスプロケットを付けたい場合ホイール交換が必須。
適合するホイール探すのも面倒で「このチャリンコにそこまで金かけるか?」という点もあり熱が冷めて諦めました。
自転車のカスタムといっても細々したパーツ交換を除けば
- クランク周辺を変える
- ホイールを変える
- フォークを変える
が大掛かり?というか「カスタムした感」の出る作業のように思います。

また、変わり種カスタムとして「(キャリパーやVブレーキからの)ディスクブレーキ化」もあります。
前輪は適合する台座付きのフロントフォークがあれば可能、後輪は中華製の謎アタッチメントで固定するしかありません。(強度的に謎)
加えてエンド幅の問題やVブレーキの取り付け部分の出っ張りが外見的にイマイチなどの問題があったりするので、どうしても手持ちのチャリを活かしたいならともかく、「新しく買うならディスクブレーキ台座は元からついてる方が後で悩まないな」なんて思ったりします。
という事を加味すると、このCA-M2は「いじって遊ぶ安い自転車としては悪くないかも」という評価でした。
公式重量は13.5kg。手持ちのデジタルスケールで測ってみたら12.67kgでした。(このスケールの精度やいかに)
ホムセンとかにある1万円チョイの折りたたみは15〜20kgぐらいあるんじゃないか?という重さだったので、それに比べると軽量。
とはいえ、ルノーのPLATINUM MACH8は同じ20インチでありながら8.9kgです。






ディスクブレーキは重いとはいえ、個々のパーツも安価なモノを採用しているせいか重量増に貢献しているようで。
サドルとシートポストで960g
サドルだけで410g
両サイドのグリップで290g
フロントホイール(ディスクローター付)は1.2kgもあるようです。
Amazonやアリエクで個々のパーツを調べ重量を見ていくと、これらより軽いパーツが多々ある模様。
取り替えていくことで軽量化にはなるかと思います。
(先ほどのルノーまでは難しいと思いますが)


【続編】カノーバーの折りたたみ自転車CA-M2をカスタムして遊びたい②
2023/06/23追記
カノーバーの折りたたみは入荷未定のようですね。似たモデルにHACHIKOハチコのHA04がありますが、クランプ部分など細かい箇所は違うようですがフレーム形状は結構似ています。
なによりホイールが真っ黒なので、ホイールに手間をかけたくないならハチコを選択肢に入れるのも良かったかも・・・。