
いつからか「GT GRADEが欲しいなぁ」と思いつつ時は流れ、2022年。
ひょんなことから中古のフレームだけをゲットしたのでパーツを買い集め組み立ててみました。
いままでVブレーキのクロスバイクだった私ですが、この度ディスクブレーキ(機械式)のロードバイクに。

GT GRADEとは
GTが出してるグラベルロードバイク
GRADEはMTBやBMXで有名なアメリカのメーカー「GT Bicycles」が出しているグラベルロードバイクのモデル名です。
GRAVEL(グラベル)+ROAD(ロード)= GRADE(グレード)ってノリなんですかね?
先に言っておくと、私はGTバイクの象徴でもあるトリプルトライアングルフレーム(サドルの下らへんの三角形になってる構造)が好きなだけで、ロード乗りでもなければグラベルにも興味はありませんでした。
そもそも自転車好きならもっと他に憧れの対象になる高価な自転車があるのかな?とか思うんですけどね。

私のモノ選びは「ザ・王道!」みたいな道をちょっと逸れてる「なんでソレ?」みたいなモノに心惹かれがちなので、その傾向が出ているのかなとか。
とはいえGTの自転車は中古で出回ることも適度に少ないです。出ても売れるので意外と好きな人がいるのかもしれません。

ちなみに今回買ったフレームのモデルは2017年頃で、そもそも完成車で10万とかしないエントリークラスかと思われます。
スポーツ自転車の組み立てはそんなに難しくない
工具さえ揃えれば普通の自転車よりいじりやすい(と思う)
プロの整備屋さんからしたら「素人が調子こいて抜かしてんじゃねぇぞ」と怒られそうですが、日常の足として「まぁブレーキちゃんと効いてるし安全面で問題ないでしょレベル」の整備はそんなに難しくないです。
ましてやロードバイクやクロスバイクはメンテナンス性に優れた作りですし、重量も軽くシンプルな構成なので重量級のママリャリなどよりいじりやすいと思うんですよね。

工具さえ揃えれば・・・トラブルに見舞われる事は稀・・・たまに固着してウンともスンとも言わないエグいパーツとかありますけどね。
今回ほんとにフレームだけポンと届いたので、フォークとホイール、ハンドルやクランク周りなどは全て別に調達しました。
一部はいじりまくっていたクロスバイクから抜き出したパーツもありますけど。
ディスクブレーキ仕様なので、Vブレーキのクロスバイクから流用できるパーツが限られるんですよね。
ホイールなんてまさにそうなので、ネットで整備済みのジャイアントのディスクホイールを調達。(ジャイアントにこだわりはない。安かったから。完成車から外したやつかな。)
タイヤは今まで28Cでした。
クロスバイクの元々が32Cで、28Cにして感動しましたが、段差での衝撃が地味にイラつくので逆噴射して35Cまで太くしました。
シンコーのCROSTREETというタイヤ、めちゃ安でした。重いですけど。
チューブはミシュランのAIRSTOPなるものを使用。米式バルブが好きなんですが、買ったホイールのバルブ径が仏式オンリーだったのでわざわざ買いました。
ロードバイクといえばドロップハンドルですが、ドロップハンドルに慣れない私はフラットバーを選択。
街乗りしかしませんし純粋にフラットバーが好きなんですけど、ドロップハンドル付けないと「ロードバイクだ!」と認知されないのが(防犯面で)嬉しいやら(見栄え的に)悲しいやら・・・。

クランクやディレーラーは以前クロスバイクにつけていたSORAのものがあるのでそれを流用。
ブレーキは止まればいいのでシマノのTourneyグレードBR-TX805を購入。
フォーク、シートポスト、ハンドルに中華カーボンを導入
「カーボン素材ってどんなよ?」と思っていたので、中華カーボンをフォーク 、シートポスト、ハンドルに導入しました。
「走行中に折れて頭から地面にダイブしたりしないよね?」と不安に思いつつ、なるだけ信頼できそうな(なら中華選ぶなよって)中華カーボンを選択。
TOSEEKなるメーカーが悪くなさそうだったので、3箇所ともTOSEEKでキメてみました。
- フォーク 13,000円くらい
- シートポスト 3,000円くらい
- フラットバーハンドル 3,500円くらい
全てAliExpressで調達。速達で出してくれたおかげで到着が意外と早かったです。
全部で2万のカーボンパーツでしたが、組み込んで乗ってみると普通に丈夫でした。
自転車も乗り手の体重や扱い方、走行距離などで寿命が変わるそうですし、私は大柄でもなければマジでただの「カリフォルニアの穏やか街乗り勢」なので問題なさそうです。
ただしカーボンパーツは滑るのでカーボングリスが必須。
カーボングリスのジャリジャリ感はクセになるというか「これパンに塗ったらいい感じのシュガートーストできるやん!」という感じでした。


カーボンは軽量化に貢献しますが、全て組み込んで自転車全体で大体10kgでした。
私がずっと乗ってたクロスバイクの方が余裕で軽かったので若干ショックです。どうもタイヤとディスクブレーキ周りが重量増に影響してそうです。
フラットマウントにポストマウント用のブレーキつけるアダプタとか結構重いですし・・・、

さいごに
最後にフレーム塗装を業者にお願いしてみたい
以前自分でペンキ塗って自家塗装した時は「どうあがいても隠しきれない素人感」が出たので今度は塗装屋さんに頼んでみたい気持ちもあります。
(できないなら今度は水性塗料で塗る。油性は臭すぎた)

どうでしょう。
お金を貯めて買うフラッグシップバイクもいいですが、自分でパーツを調達して組み上げるバイクは安上がりでも欲望が満たされるものです。

