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自己防衛

【危険?】インボイス制度を完璧に理解。わかりやすい5つの動画【自営業】

2023年2月14日

去年から事業者の間でチラホラ話題になっている「インボイス制度」をご存知でしょうか。

ステイ子
あぁ、なんか聞いたことあるな!
よく「免税事業者いじめ」と理解している人もいるが、影響はそれだけにとどまらない
アヒル
この制度を皮切りに課税事業者やサラリーマンも大増税の地獄に引き込む流れを着々と作っている
アヒル
ステイ子
私が損するなら反対だ!私が得をするなら賛成だ!こんな日本に誰がした!
お前みたいな奴だよ
アヒル

3つの動画を見れば難解な「インボイス制度の実態」を理解できる!

どんぶり勘定事務所の税理士 神田知宜氏の説明がわかりやすい!

インボイス制度はまず小規模な免税事業者(自営業・フリーランス)を着々と滅ぼし、その後にサラリーマン、日本国民全体に大損害を与える制度となっているようです。

こちらの動画をご覧ください。

インボイス制度を一言で言えば「登録番号のある課税事業者同士の取引でのみ消費税控除を与える」というもの。

インボイス制度は消費税についてだけの話であり、その他の税は関係ありません。

+登録番号の有り無しで何が変わるのか?(ここをクリック・タップで展開)

  • 登録番号あり・・・適格請求書を発行できる課税事業者(消費税控除を受けられるので嬉しい)
  • 登録番号なし・・・適格請求書を発行できない免税事業者(消費税控除を受けられないので微妙)

(今までは)取引相手が課税・免税どちらの事業者であろうと課税取引であれば「消費税を支払った」ということで控除が可能でした。

しかしインボイス制度になると登録番号のある(適格請求書を発行できる)課税事業者との取引でのみ消費税控除が受けられるようになります。

インボイス制度では免税事業者は登録番号が貰えません。

つまり「お前に仕事やっても消費税控除ならんから取引やめるわ!嫌だったら課税事業者になるか消費税分以上値引きしてよ、ねぇ?」という選択を迫られる可能性があります。

課税事業者側からすると「よほどのことが無い限り免税事業者と取引するメリットが無いので、選択肢から外さざる得ない」のです。

切られないために課税事業者になる選択をすれば、免除されていた消費税分を払う必要があるため(もともと免税事業者だった)事業者は資金繰りが悪化するなど、最悪廃業を迫られます。

さらに課税事業者に転身すると今度は自分が「は?おまえ免税事業者?それじゃ取引は・・・」という負のスパイラルが続きます。

「インボイス制度は課税事業者が損するか、免税事業者が損するかを押し付けあい、結果的に立場の弱い免税事業者が言いなりになる未来」が見えますよね。

どちらも得しませんが、どちらかが損する「押し付けあい制度」なのです。

 

メリット

  • 税務調査がしやすくなり、税金のとりこぼしを防ぐ(税収アップ)
  • 消費税を15%・20%へ上げるための地盤づくり
  • インボイス制度に関わっている役人が出世できる
  • 新たな天下り先の創出
ステイ子
おい!国民のメリットじゃねぇし!なんだこれ!

 

デメリット

  • 増税による経営悪化
  • 事務コストの増加(処理が煩雑になる)
  • 事業主への負担が価格に転嫁され値上げ(物価上昇)
  • 倒産・廃業が増える、景気の悪化
  • 制度が理解できずトラブル続出

特に影響を受けるのは主に免税事業者が多い業界や仕事。

  • 飲食業界(個人経営の居酒屋や定食屋・カフェ)
  • スポーツ業界(スポーツ選手)
  • 音楽業界(個人の音楽家や演奏家)
  • 芸能業界(俳優やアイドル)
  • 漫画・アニメ業界(漫画家やイラストレーター・声優)
  • 出版・デザイン業界(デザイナーやライターやカメラマン)
  • IT業界(エンジニアやWEBデザイナー)
  • 教育業界(コンサルタントや個人教師)
  • 運送業界(個人タクシーや個人運送業・ウーバー配達員)
  • その他法人から仕事を貰う全ての事業
免税事業者の自営業やフリーランスは「なんかわからんけどまぁいいか」で済ませると本当にお先真っ暗だな。
アヒル
しかし問題は免税事業者だけではない。物価上昇では課税事業者やサラリーマンも確実に打撃を受ける。
アヒル

 

 

「まぁサラリーマンの俺らにはカンケーねーな」と思うなかれ、日頃のストレス解消に行く飲み屋やランチが安くて美味い定食屋など、その多くは個人経営です。

ウーバーやタクシーだって個人で頑張っている所も多いですし、密かに応援している駆け出しのアーティストやスポーツ選手も辛い思いをすることになります。

大量の免税事業者に発注して仕事を回している中小企業もかなり負担が増してしまいます。

経営圧迫分を商品価格に転嫁せざる得なくなれば、回り回って(個人のサービスを利用する)サラリーマンにも被害甚大です。

そもそもインボイス制度の果てに消費増税15%20%がニヤニヤと待ち構えている。
アヒル
ステイ子
さらに「原材料の高騰のため」とか言って値上げ+増税で国民の生活はさらに地獄へ!
ステイ子
モノ売るってレベルじゃねーぞ!

 

さらに、サラリーマンの中には「いつかは独立起業して自分の事業を〜」と夢見ている人もいるでしょう。

これも「消費税押し付け合い制度」で排除されないために最初から登録者(課税事業者)になっていないと明らかに不利であり、独立起業のハードルが高くなってしまいます。

最初から金持ちな人にしかチャンスが無くなるということだな
アヒル
ステイ子
良い事何もねぇじゃねぇか!ふざけんな!

 

国民を洗脳し植え付けた消費税の誤解と益税論

「どうするインボイス制度」事業主の8割が総スカンで制度崩壊の足音迫る!?

こちらの記事では下記のように書いてあります。

消費税のインボイス制度は、消費税の納税義務を負う事業者が税額を計算する際に問題となる制度です。

少なからぬ人が誤解していますが、消費税は、「事業者」が納税義務を負う税金です。

事業者が、商品・サービスの価格の10%または8%(軽減税率)の額について納税する義務を負っています。一般消費者は納税義務を負っておらず、ただ、事業者が商品・サービスの価格に消費税相当額を上乗せすることが認められているだけです。

私たちが日ごろ「消費税を払っている」と思い込んでいるのは、正しくは、事業者が納税義務を負っている消費税の額を転嫁されているにすぎません。

引用:「どうするインボイス制度」事業主の8割が総スカンで制度崩壊の足音迫る!?

本来、消費税は事業者が負担するものであり消費者が負担するものではない。

つまりお店でよくみる「商品価格+税」は事業者が払う消費税を転嫁した額を記載しているだけなのですが、それを私たちはいつの間にか「消費者が払う税金」と誤解して受け入れているという現状があります。

 

故にインボイス制度に賛成する人達からは「そもそも免税事業者は貰った消費税分を自分の懐に入れて得してるだろ!それができなくなっただけじゃねぇか!」という主張が見受けられます。

これを「益税論」といい、益税論は「消費税は預かり金である」という前提で展開されています。(消費者から預かった税金)

ステイ子
消費者から預かった税金をチョロまかしやがって!ってか

 

しかし消費税が預り金かどうかというのは1990年に東京地裁と大阪地裁の裁判で「預かり金ではない」という判決が出ています。

判決は「消費者は、消費税の実質的負担者ではあるが、消費税の納税義務者であるとは到底いえない」「(消費税の)徴収義務者が事業者であるとは解されない。

したがって、消費者が事業者に対して支払う消費税分はあくまで商品や役務の提供に対する対価の一部としての性格しか有しないから、事業者が、当該消費税分につき過不足なく国庫に納付する義務を、消費者との関係で負うものではない」。

つまり、消費税は物価の一部であり、「預り金」ではないと判決ではっきり言っています。この判決は控訴しなかったことで確定しました。こう主張したのは、ほかでもない税務署側、国側なのです。

引用:判決確定「消費税は対価の一部」「預り金」でも「預り金的」でもない - 全商連

にもかかわらず、国税庁はサラリーマン・事業者・消費者を分断するために誤解を与えるようなポスターを作った。引用した全商連の記事や下記の三橋TV動画で見ることができる
アヒル

こちらの動画をご覧ください。

 

そのため「免税事業者は消費税をくすねて得している」という益税論は誤解である上に、言葉通り「消費税相当分をくすねている」のであればそれは横領(犯罪行為)ですし、認められる訳がありません。

認められているのは「売り上げの低い小規模事業者の消費税納税にかかるコストや労力を配慮して免税措置を講ずる」という方針から「免税事業者」という括りが生まれたからです。

ポッケナイナイという批判は誤りだな。そもそも貧困化している日本では免税事業者が多くなるのは必然だ。
アヒル
「消費税=消費者が払う税金」ではない。日本国民のおそらく97%くらいが騙されている。
アヒル

 

インボイス制度は「免税事業者を窮地に立たせ消費税を巻き上げるための制度」になっていながらも免税事業者の制度は残し続けるという矛盾を孕みながら突き進んでいます。

ステイ子
普通に考えれば「それならそもそも免税制度やめりゃいいのに」って思うよね
わざわざ面倒に、わかりにくくしているのは「まともに理解させないため」とも受け取れるな。昔の携帯料金みたいに複雑にすれば好き放題言いくるめることも可能だ
アヒル

 

ちなみに消費税法の条文には「消費者」という言葉は出てきません。

(課税の対象)
第四条 国内において事業者が行つた資産の譲渡等(特定資産の譲渡等に該当するものを除く。第三項において同じ。)及び特定仕入れ(事業として他の者から受けた特定資産の譲渡等をいう。以下この章において同じ。)には、この法律により、消費税を課する。

(納税義務者)
第五条 事業者は、国内において行つた課税資産の譲渡等(特定資産の譲渡等に該当するものを除く。第三十条第二項及び第三十二条を除き、以下同じ。)及び特定課税仕入れ(課税仕入れのうち特定仕入れに該当するものをいう。以下同じ。)につき、この法律により、消費税を納める義務がある。

引用:昭和六十三年法律第百八号 消費税法

全て「事業者の話」であり、「消費者にどうこうというような話」はどこにも出てきません。

ステイ子
なんだか盛大な誤解をして生きてきた気分・・・
税込みという表現がそもそもおかしいよな。「てめーら事業者の税をわざわざ消費者に見せて”消費者が払う税”みたく演出してくんな」という。
アヒル

 

死ぬまで同じ立場でいられると考えるエリートのルサンチマン

また、稼ぎの良い人は「俺らは満額税金払ってる!なのにこんなしょーもねー奴らは堂々と税金免除されて、俺らの払った税金で公共サービスをのうのうと受けるのか?許せん!」という視点から腹を立てます。

これを「エリートのルサンチマン」や「逆ルサンチマン」というそうです。

調子良くなって法人成りした元自営業の経営者にもいると聞く
アヒル
そもそも消費税で社会保険・社会保障を賄ってるって認識が間違ってるという話だからな。「消費税収の5分の4が国債の償還費に当てられている」という発言を安倍元総理がしている。
アヒル

 

ステイ子
なんつーか、国民の中でカーストつけて戦わせてるよね。諸悪の根源に目を向けられてないからこんなルサンチマンが出てくる。こりゃ政治家も高笑いだ。
ステイ子
そもそも収入に差はあれど「みな自分の今の仕事を全うしているから社会がまわっている」んだけどね。
高所得者なんて全体の上位数%だからな。世の中の多くはそれ以外の人が回している。
アヒル
ルサンチマンこじらせたエリートの理想郷は地獄なんだよ。自分がいつまでも同じ立場でいられる前提で主張するからタチが悪い
アヒル
ステイ子
再起不能な社会を自ら生み出すんだな。エリートの世界は競争。脱落する人間は避けられない。脱落した後に手のひら返してこっち側につくなんてみっともねぇことしないでほしいな。

 

 

インボイス制度の抜け道とは制度自体を拒否すること

最後にインボイス制度の対策ですが、こちらの動画をご覧ください。

ウソに注意

  • 「もう決まったことだし諦めるしかない」はウソ(登録者が少なければ導入されない可能性)
  • 「法律を変えるのはハードルが高い」はウソ

現状、免税事業者の登録割合は20%くらいとのことです。

ステイ子
インボイス制度を推進派の「もう無理だよ諦めろ」という罠に乗らない方がいいということか!
そのうえで神田知宜氏はこのような作戦を推奨している
アヒル

ボイコット作戦

  • ギリギリまで登録しない(導入させないためにギリギリまでチキンレースを講じる)
  • すでに登録してしまった人は取り下げる

早く登録しようが遅く登録しようが(予定通り導入されるなら)スタートは10月1日なので、焦らないビビらないことが大切とのこと。

ステイ子
取引先から番号の提出を迫られたりしたら確かにビビるかもね!
だからって早く登録しても何かある訳ではないからな。むしろ制度取りやめを賭けてギリギリまでやらない手もあるのか
アヒル

 

2023/8/22追記「インボイス取り下げ激増中です(全国商工団体連合会)」

世界情勢を解説で人気の及川幸久さんの動画では「インボイスの取り下げが激増している理由と、インボイス登録が不要である理由、LLPの勧め」など有益な情報を話してくれています。

5つの動画+αとして知っておいて損はない内容でした。

私もLLPは知らなかったので見て良かったですね。

 

さいごに

動画を繰り返しみて理解を深めると迷わない

特に最後の動画では「個人事業主が使える裏技」「(登録について)取引先への答え方」も紹介されているので、知っておいて損はありません。

知らない人にも動画を教えてあげた方がいいかもな
アヒル
ステイ子
「登録申請するというのは消費税を早く15%20%にして欲しいという意思表示だ」という部分には「なるほどな」と思ったね
免税事業者潰しというのが大きく取り上げられるが「消費税15%や20%への地盤固め」とも取れるのが恐怖だ
アヒル

【関連記事】【消費税の実態】インボイス未登録者の請求書の書き方

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